01
原点
ポニー、若きセールスマン、声で扉を開く力。
原点へIACは、会社名である前に、入口の名前だった。IAC.co.jp
Internet Access Center。 その名前には、世界へ接続するための入口を作るという意味がありました。
IAC.co.jpは、過去の会社案内ではありません。 それは、Brad Bartzが人生の中で何度も形を変えながら追い続けてきた 「アクセスを作る」という夢を記録する場所です。
子どものころのポニーへのアクセス。 若きセールスマンとして人へ届く声。 日本での新聞、検索、BBS、電子メール、ドメイン名へのアクセス。 ブラックリストの後に得た父親としての時間。 ABC Solarによる電力へのアクセス。 FREDによる安全へのアクセス。 そしてAIによって再び動き始めた日本語ドメインの夢へのアクセス。
このサイトの目的
IAC.co.jpの目的は、過去を飾ることではありません。 消えそうな記憶を、読める形にし、見える形にし、未来へ渡すことです。
IACの時代には、新聞をデータにし、検索できるようにする夢がありました。 今のIAC.co.jpは、その考え方を人生の記憶そのものに向けています。 散らばっていた章を集め、順番に並べ、画像を作り、ページとして保存する。
これは怒りの保存ではありません。 これは、理解のための記録です。 何が始まり、何が失われ、何に変わり、なぜ今また動いているのか。 その流れを、日本語で丁寧に残すためのサイトです。
Brad Bartz
Brad Bartzの物語は、日本のインターネットから始まったわけではありません。 七歳のとき、ポニーが欲しかったところから始まります。
父に「半分のお金を自分で集めたら」と言われ、BradはBillyと一緒に近所を回り、 返却できる瓶を集めました。 夢を言葉にし、説明し、歩き、集め、交換する。 その小さな行動の中に、後の人生の型がありました。
IAC.co.jpでは、この原点をとても大切にしています。 なぜなら、IACの新聞検索も、Jmailも、Japan.co.jpも、ABC Solarも、FREDも、 根にあるのは同じだからです。 「まだ道がないなら、その道を作る」という考え方です。
ポニーの章へ
Tomoko Sakai Bartz
IAC.co.jpは、Bradだけの物語ではありません。 Tomoko Sakai Bartzもまた、最初からこの物語の中にいます。
BradとTomokoは、LAXから東京へ向かう韓国航空の飛行機の中で出会いました。 1992年7月12日に結婚し、今も一緒に歩いています。 Tomokoは慶應義塾大学を出た、賢く、まじめな女性です。
初期インターネットの仕事にも関わり、後にABC Solarを運営し、 Bradの夢を現実に近づける静かな力であり続けました。 このサイトでは、Tomokoを「後ろにいた人」としてではなく、 物語の中にいた人として記録します。
智子の章へ
彼女を見ると、今でも私は笑顔になる。Brad Bartz
この一文があるから、IAC.co.jpはただの技術史にはなりません。
会社の歴史、ドメイン名の歴史、インターネットの歴史は大切です。 しかし、その中心には人がいます。 出会いがあり、結婚があり、家族があり、失われた道のあとに続いた生活があります。
IAC.co.jpは、技術と人生を切り離さずに書くサイトです。 なぜなら、本当の歴史は、いつもその両方でできているからです。
このサイトで扱う章
それぞれのページは独立した章ですが、すべてをつなぐ言葉は「アクセス」です。
01
ポニー、若きセールスマン、声で扉を開く力。
原点へ02
日本への旅、空の上の出会い、慶應、結婚、初期インターネット。
智子へ03
Metabook、Metamorph、IAC-Online、Internet Access Center。
IACへ04
Jmail、Japan.co.jp、メール、ポータル、ドメイン名の力。
Japan.co.jpへ05
ブラックリスト、父親としての時間、怒りから記録への変化。
ブラックリストへ06
ABC Solar、FRED、電力へのアクセス、安全へのアクセス。
ABC Solarへ07
散らばっていた資料、画像、記憶を一つの場所に集める。
記録室へ08
長く眠っていた日本語ドメインの夢が、AIによって動き始める。
AIの章へ09
ポニーからAIまで、人生の章を時間の流れで見る。
年表へ「あやしい」について
IACの日本人スタッフは、電話に出るとき、 IACを「あやしい」と読んだことがありました。
それは、ただの冗談ではありませんでした。 まだインターネットそのものが怪しく見えた時代に、 自分たちが「あやしいインターネット会社」であることを笑って受け入れる、 小さな美しい反乱でした。
IAC.co.jpでは、その空気も大切にします。 技術史は、ときに硬くなりすぎます。 しかし本当の現場には、冗談、誤読、笑い、照れ、誇りがあります。 「あやしい」は、IACの人間らしさを伝える大切な言葉です。
あやしい会社の章へ
これは怒りのサイトではありません。見える形にして、未来へ渡すためのサイトです。IAC.co.jp
ブラックリストの章は、このサイトに必要です。 しかし、それは誰かを責め続けるためではありません。
何が起きたのかを消さない。 しかし、その出来事だけで人生を止めない。 そのあとに父親としての時間があり、ABC Solarがあり、FREDがあり、 AIによる日本語ドメインの夢の再起動があったことまで書く。
IAC.co.jpは、痛みを含んだ記録です。 しかし、痛みだけの記録ではありません。 それは、再方向づけ、家族、仕事、発明、そして新しい道具による再始動の記録でもあります。
AI時代の意味
1990年代に早すぎた夢は、AIの時代にもう一度動き始めました。
かつては、多くのドメインに高品質な日本語ページを作り、 画像をそろえ、構成を整え、ネットワークとして育てることは、 ほとんど不可能に見えました。
AIは、その作業量の壁を少しずつ低くしました。 文章を作り、画像を作り、HTMLを組み、記憶を整理し、 一つひとつのドメインに入口を与えることが現実的になりました。 IAC.co.jpは、その再起動の証拠です。
AIの章へ
IAC.co.jpの風景
ポニー、東京の夜、青いIACロゴ、フロッピー、閉じた扉、家族の光、 太陽光の屋根、FREDの特許、AIで光るドメイン。 それらは、すべてこの記録の一部です。